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SDGsへの取り組み

Initiatives toward the SDGs

TEL.082-231-5185(本社)

洗浄回数の削減による水使用量の削減

SDGsの取り組みとして、1日に製造する製造回数(バッチ)を増やす取り組みを行いました。当社の場合、1回の製造(以後バッチ)で10kL近くを仕込みます。これを何回行うかで1日の製造数量が決定します。
令和4年度初頭のボトル缶390mLの1日の最大製造回数は11バッチでした。令和4年6月より、各課協力のもとひと月に1~2回ずつ12バッチを製造し、問題点の洗い出しを行いました。それから少しずつ12バッチの回数を増やし、作業への慣れと新たな問題点の洗いだしを行っていき、令和6年9月より完全に12バッチを行うことができました。
1日の製造が終了すると、必ず洗浄作業を行っています。バッチ数が11から12になることにより洗浄する回数が削減されます。
当社の主力であるボトル缶390mLは令和6年9月では168バッチの製造を行いました。すべて11バッチで製造すると16日の日数が必要になります。12バッチになったことにより14日で製造できており、2日分の洗浄が不要となっています。
1日の洗浄で約40kL使用しており2日分で80kLの削減ができたことになります。
令和6年度で見ると約21日分の差が出ており、約830kLの節水ができました。

削減量

令和4年度から製造回数を少しずつ増やしています。令和4年度は8日分、令和5年度は12日分、令和6年度は21日分の節水ができていました。

令和6年度
21日分節水(829.5kL)
令和5年度
12日分節水(474kL)
令和4年度
8日分節水(316kL)

熱エネルギー及び水使用量の削減

SDGsの取り組みとして、エネルギーの削減を実施しました。
コーヒー抽出液の冷却水に注目。冷却水は、飲用適である水を使用し、配管及び熱交換器を通り、コーヒー抽出液を冷やします。冷却後は、温度だけが70℃程度まで上がっている水(お湯)になるのですが、その後の利用ができずに捨てていました。この水をボイラー用水として使用できないかを検討しました。

配管経路図(クリックで拡大表示)

温水になった冷却水をタンクに回収し、貯留された温水は新設の軟水装置を経由しボイラーに入ります。メリットは、すでに温水であるためボイラーで使用する際に昇温の必要がない為、燃料が少なくなることと廃棄する水を再利用することで節水につながることが挙げられます。

冷却水の回収タンク
軟水装置

削減率(ボイラーのガス使用量)

燃料費削減効果は、下表にあるように1%未満ですが、弊社の製品製造数が令和3年度(340万ケース)、令和4年度(346万ケース)、令和5年度(346万ケース)と、製造数量が増えている状況においても、ガス使用量は削減できていると考えることができます。

 令和3年度令和4年度令和5年度
4月39,10034,76238,349
5月35,42533,97438,123
6月31,89837,77934,893
7月33,17139,51634,205
8月26,90732,91428,319
9月39,05930,31033,479
10月40,06032,79427,815
11月36,13532,94137,084
12月37,20738,99441,299
1月26,49625,83327,995
2月34,30336,36436,820
3月35,69137,48732,258
合計(m³)415,452413,668410,639
削減率(前年比)
99.6%
99.3%

削減量(水の回収量)

令和4年度と比較して、令和5年度は1年間で10,000kL以上の水回収の効果を得ることができました。

令和4年度
4月~3月
令和5年度
4月~3月
令和6年度
4月~7月
8,588 kL13,871 kL4,511 kL